専任媒介には危険がいっぱい

今回はどのようにして業者を見極めるか?
査定を依頼した業者の中から2、3社ほど選択します。
  
『査定額の決め方はこんなに適当?』
でお話した通り、業者の目的は、あなたの不動産を売ることではなく、高値でいいから専任媒介契約を結ぶことです・・・

専任媒介契約とは、こちらからご確認ください。


ご確認いただいたように専任媒介契約を締結した場合、
指定流通機構(reins)へ登録が義務付けられています

指定流通機構(reins)へ登録すると、他の不動産業者もお客さまを紹介できるようになっていますが、実は登録はするものの、他の不動産業者に対して紹介しない業者が圧倒的に多いのです・・・

しかも大手に限って・・・

理由は、簡単です。
自分達の手数料を2倍確保するためです。

あなたの不動産がいつ、いくらで売れることよりも、
自分達の手数料を2倍確保することが先決なのです・・・

あなたの物件は、営業マンの手の中・・・

大手の力で、多数のお客様を集客しても、店内は売上競争!

他の営業マンにはすぐに紹介しません・・・

『支店がたくさんありますから・・・』安心してください。

確かに支店はたくさんありますが、営業マンも競争なら、支店間も競争です!

支店の売上によって、店長の立場も変わります・・・

簡単に他の支店にも物件は紹介しません!

もし運悪くこのような業者に依頼した場合は、すぐにでも媒介契約を解除してください
契約の不履行で売主様から解除はいつでも可能です。

このような危険な目にあわないためにも、最初は一般媒介が望ましいです。

 

その理由は専任媒介業者を見極めるためです。

 

★☆ここが肝心です!☆★

大事なことですからもう一度いいます。
一般媒介を締結する理由は、専任媒介業者を見極めるため です。

このことを、忘れないで下さい。

一定期間、一般媒介契約を締結し何社か不動産業者の対応を見ます。
実は、この期間も重要な期間なのです。

理由は、いいかげんな査定額だからです・・・

何社か査定するとわかりますが、価格が2割から3割も違います

私は、よく査定が低いと言われます。

私の査定の定義は、3ヶ月以内に無理なく売却できる金額です。
この場合、残債額がいくらかは問題にしていません・・・

正直に売れる金額を言うと、ほとんどの売主様はもっと高く売れるでしょう!
こう思うことでしょう・・・

でも、気持ちの中ではやっぱりこの位なんだぁ・・・
と思うこともあるはずです。

しかし、誰も安く売りたいと思うわけもないので、少し位高めに出したい!
こう考えます。

この各社開きがある査定額を見極める上での、重要な期間になります。

でも、勘違いしないで下さい。

査定額=売買金額

ではありません・・・

買主様が買いたい金額と、売主様が売りたい金額が合致した金額が売買金額です。

この売買金額を安易にコントロールしようとする不動産業者が、
あなたの意向を無視した敵となる業者です。

このような業者は、あなたの不動産を『お勧め物件』として紹介するのです・・・

 

今さらながらですが、決して大手はダメだと言っているわけではありません・・・
全てお任せはダメですというだけです・・・

 

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不動産売却プロデューサー  大川克彦